二、仕入先まで徒歩7秒。
築地で仕入れて、築地で焼いて
銀座十石がお弁当を始めたのは、築地場外市場に仕込み場を設けたことが始まりでした。築地場外市場は、銀座の隣にありながら昭和30年代を彷彿とさせる佇まい。
魚の美味しさとともに、この町並みの雰囲気もお届けしよう、と、包装紙に一工夫し、お弁当を蠟引き袋にいれました。
蠟引き袋とは、市場で魚を買ったときに入れる紙袋。紙に蝋(ロウ)
が塗ってあるので、水が漏れない。昔を知る人には懐かしく、今の人には新しい。
その紙袋に包まれたお弁当を、築地市場で働く人たちの写真を帯としてくるっとまく。吟味に吟味を重ねた自慢の魚、工夫を凝らしたパッケージ。今では一番ご注文をいただく商品となりました。